Wordpressの管理系で入れておいた方が良いプラグイン(メール送信とバックアップ)

Wordpressの良い所、というかこれを道具に選んだ理由は「自分がやりたいようなことは、他の誰かが実現してくれている!」ということだ。WordpressについてのTipsの情報量は多い上、「プラグイン」の豊富さは他のツールを圧倒していると思う。ググるか、プラグインを探せば、大体やりたい事に近い事は誰かが実装していたり、プラグインを作っていたりするので、それらを参考にしたり、ちょこちょこいじるだけで、作りたいものができてしまうのがWordpressの良い所。探す手間と時間さえ惜しまなければ、フツウの人でも立派なサイトが作れる。

「設置後最初にする事」の続きで、Wordpressのサイトの管理に役立つ2つのプラグインをお勧めする。

  1. Cimy Swift SMTP
  2. WP-DBManager


Cimy Swift SMTP は、Wordpressから送信するメールの送信サーバを任意のものに変更することができる。サイトの管理用として使うメールアドレスなんかはGMailなんかで作っておいた方が何かと便利だし、強力なスパムフィルタもついているので、GMailで管理することをお勧めする。

プラグインをインストールしたら、管理画面の設定の下に「Cimy Swift SMTP」というリンクが現れるので、これをクリックして、

のように設定すればOK。Wordpressを通じて送信されたメール(例えば、アカウントを新規作成したときの送るメールとか)もGMailのSentボックスに溜まるので、ちゃんとメールが送られたか確認できるようになる。

WP-DBManager は、Wordpressのデータベースのバックアップを取るのに必要なツール。Wordpressでは、データベースとWordpressのフォルダまるごとを定期的にちゃんとバックアップしておけば、サイトが飛んでしまったり、別のホスティング先に移設したいときでも、問題なく対処できるようになる。

プラグインをインストールしたら、管理画面に「Database」というメニューが追加されるので、そこで環境設定をしてやる。WP-DBManagerをCoreserver環境にあるWordpressにインストールした場合、いろんなエラーが赤字で表示されるが、設定をちゃんとしてあげれば簡単に直る。

まず、バックアップをスケジュールする部分(wp-cron.phpを使う)はCGIモードで動かしてあげないといけないので、ルートにある.htaccessファイルに以下の記述を追加する。

# For WP-DBManager

        AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php

次にDatabase>DB Optionsに行ってPathsの設定をする。

Coreserverでは、mysqldumpとmysqlのパスは上の通りになっている。

上の通り設定しても、

which: no mysql in (/command:/usr/local/bin:/usr/local/sbin:/bin:/sbin:/usr/bin:/usr/sbin:/usr/X11R6/bin) which: no mysqldump in (/command:/usr/local/bin:/usr/local/sbin:/bin:/sbin:/usr/bin:/usr/sbin:/usr/X11R6/bin)

みたいな注意が上の方に表示されるが、プラグイン自体は問題なく動くので気にしない。

Path To Backup には、wp-content にフォルダを作って、以下のようなパスを設定する。

/virtual/example/public_html/example.com/ghmaya/wordpress/wp-content/backup-db

作ったフォルダには、以下のような内容を持った.htaccessファイルを入れて、データーベースファイルが外からアクセスされないようにする必要もある。これはプラグインを設定している最中にファイルを作るように指示されると思う。

Files ~ ".*\..*">
   order allow,deny
   deny from all

これだけやれば、Wordpressの管理画面から、データベースのバックアップが取れるようになる。取れたバックアップはPath To Backp で設定したディレクトリに格納される。Coreserver上にバックアップを取るだけでは心もとないので、週一ベースでバックアップを自動で取り、そのバックアップファイルをメールで管理者用のGMail宛に送るようにしてやる。

DB Options の下の方に、Automatic Scheduling の設定場所があるので、以下のように設定してやる。

するとE-mail backup to で設定したメールアドレスへ、バックアップファイルが送信される。さっきのCimy Swift SMTPWordpressのメール送信をGMailにしたので、Sentボックスにもバックアップファイルが溜まって行く。なので、ここでの送信先は別のアドレスにしておけば、3カ所でバックアップが取れるので、なお安全かもしれない。